生きずらさにも良いことがある。

 生きずらさを感じた事はありませんか?

 生きずらくても、良い事がありませんか?

 私はあります。周りの人たちの気持ちや行動がわかる事で、気持ちが落ち込んだり、イライラしたり、あげくには体調を崩したりとマイナスの面ばかりに目が行きがちですが、介護福祉士として仕事をしていると、利用者の考えている事が感じられるのは、共感力に長けていると言えるでしょう。

 また、何をしようとしているのかがわかるということは、リスクマネージメントに繋がる訳です。お陰様で私は、利用者が私の前で大きな怪我をされた経験は記憶にありません。

「あー、あの人少しいつもと違うし注意しなきゃいけないなぁ」と思っていても、他業務で5分ほど離れた間に利用者が転倒してしまったという経験はあります。勿論、他職員には他業務に当たるので見守りをお願いはしているのですが、自分に自信がない私は、あの利用者を特に注意して欲しいとは伝えていなかったので、自分の失敗と重く受け止め何日もクヨクヨと思い眠れない夜を過ごした事はあります。

 この様に、いつも周りに気を遣ってしまうので、かなりの疲労感はありますが、非常に敏感な人(HSP)は福祉の分野で活躍できるのではないでしょうか!

 この様に、どうして自分は駄目なんだ! 全て自分が悪いんだ!と自分を肯定出来ずにきた私がプラス思考に少しだけなれたのも、HSP の概念に出会えたからなのです。

 どんな職業の方でも、非常に敏感な気質のお陰で、危険から回避できたり、相手の思いがわかる事でちょっと得した事があるのではないでしょうか。